レムリアのあの日
私たちはそれぞれの悲しみを抱えながら
暗闇の中へと沈んでいった
それは晴天の霹靂のようで
ごく僅かに知らされていた
レムリア計画の
終わりと始まりの瞬間だった…

これは遥か大昔のお話し
とあるリスの家族の物語🐿️🐿️🐿️
今日も木に登り食糧探し
無限に広がるこの森は🌳
レムリアが生み出した豊かさの象徴
あー
お腹が空いたねー
ねぇねぇー
今日もどんぐり食べ行こうよ
レムリアのリスたちは🐿️🐿️🐿️
大きなこの森のどんぐりが大好物
何度食べても飽きたらない
終いには身体の色がどんぐりみたいに…
そんな日常も1年中続く訳じゃない
レムリアの冬は長くて寒い
んー寒くなってきたわねー
そろそろ冬支度を始めましょうか
リスたちは今年も厳しい冬を乗り越えるため
地中深くへどんぐりを埋め始めました

寒い冬はリスとどんぐりの天敵
大好きなどんぐりを毎日食べたいリスたちは
大量のどんぐりを保存してるのです
冬が来るまで
ここほれキュルキュル♪
今日も明日も
ここほれキュルキュル♪
とうとう長くて過酷な冬の始まり
今日はあなたが掘ってきなさいよ!
霜焼けの手をしたリスたちは
雪を掻き分け
地中をキュルキュル♪

こうしてリスたちは
厳しく長い冬を乗り越えてきました
雪はとけ待ちに待った春の訪れ
食いしん坊のリスたちは
我先にと大きな森へと出かけていきました
いつになっても帰ってこない…
リスたちは大きな森を駆け回り
遂には森のどんぐりを全て
平らげてしまいました
食欲旺盛なリスたち🐿️🐿️🐿️は
後先構わず食べ尽くしてしまったのです
それを見ていたお日様は
呆れかえってこう言いました
私は目覚まし時計を切って寝させてもらうわ
どうせ食べるものはもう無いでしょう
私と一緒におねんねしましょう…
お日様はこう言い残して
二度と顔を見せることはありませんでした

リスたちは最後のお日様が沈むその時
未来に向かってこう誓いました
いつかまたどんぐりがなる森に生まれたなら
私たちがその森を育てます
永遠に枯れることのないよう
大切に育てます…
もちろんリスたちは
二度とどんぐりを食べることなく
森と別れを告げました
あの日からどれほどの
月日が経ったのでしょう
長い長いおねんねから
お日様が目覚めたではありませんか
どんぐりは消え
リスたちも消えたこの場所で
奇妙な音が響き渡りました
もこもこ キュンキュン
もこもこ キュンキュン♪
地中の中から芽が出て来ました
何の芽なのでしょうか
遠い遠い遥か昔
この地に住んでたリスたちの
忘れ物のどんぐりが
芽を出し始めていたのです
お日様がおねんねしたあの日
たった一粒だけ地中奥深くに
置き去りにされたどんぐりが
長い長い月日をかけて
暗くて冷たい地中の中で
大切に保存され
見事に生き抜いてきたでは
ありませんか…
もこもこ キュンキュン
もこもこ キュンキュン♪
あの日未来へ投げかけられた
リスたちの思い…
「いつかまたどんぐりがなる森に生まれたなら
私たちがその森を育てます
永遠に枯れることのないよう
大切に育てます…」
もこもこ キュンキュン
もこもこ キュンキュン♪
たった一粒の置き去りにされたどんぐり
地中奥深くで守り続けた大地
気まぐれで起きたお日様…
リスたちはあの日
最後の一粒を食べなかったのです
私たちのわがままを許してください
いつか会えるか分からない
いつか育つか分からない
置き去りにされた忘れ物のどんぐりではなく
未来へ託された
リスの贈り物だったのです
もこもこ キュンキュン
もこもこ キュンキュン♪
ここほれ キュルキュル
地中を キュルキュル♪
レムリアの森とリスの家族
再びこの場所で…
夢は叶うの
キュルキュル キュンキュン♪
森と歌うよ
キュルキュル キュンキュン♪


