こんにちは、いかがお過ごしでしょうか
私は、7月20日「久良岐能舞台」へ
人生初の能楽鑑賞に行ってきました

能には幾つかの流派があるらしく
この度は、金春流の方々の能楽を見させて頂きました

能楽に関する歴史や基礎知識などを
わかりやすく説明もなさって下さいました
今回は、天女の羽衣の着付けや
実際に天女が羽衣をまとい天界へ帰って行く様子を
演じてくださいました
天女を演じられた方は「トランス状態」になり
舞っていたそうです‼️
正確にいうと恐らくハーフトランス状態だったと思います
私は繋がりやすい人なので
天女をハーフトランス(1/2)状態の方を
私はハーフトランス(1/4)したような状態で鑑賞していました
能面は、感情を隠すための仮面ではなく
内側を表現するための面です
能面に隠された顔の表情や内側の喜怒哀楽を
見る方の五感を通して「感じる」という流れになっています

私は天女をトランスされたシテの方の内側が
私の肉体を通して感じることになりました
身体が自然と動き出しました
怒りの感情の時は、歯が勝手に食いしばり
心踊る時は、ハートが飛び出るほどに膨らんだり…
神と人間とのやり取りの中
お互いを隔てていた葛藤が消え統合が起きたとき
眉間のしわは消え、神聖さと和やかさの中にいました
金春流の方々が演じる能楽は
神をおろし一体となった芸術であり
その場にいるだけで強いヒーリングを受け取っています
これは作業ではなく、業務でもなく
神や先人に対する畏敬の念をもって「芸術」として
演じるという形態をとっています
私も作業はしたくはありません
何かを業務としてやりたくもありません
軍隊じゃないんだから
世の中は幕僚長で溢れているし
…
能に大切なことの中には「美しさ」というものがあるそうです
羽衣の着付け一つとっても、細かな角度があります
醜さを表現することに恐れを抱くよりも
内なる美しさを表現することの恐れを持った方が多いように思います
私も書という芸術などにおいて
美しさというものをとことん探求していこうと思いました
恥という恐れは「醜さ」よりも
「美しさ」の中にあったりしますよね
誰もが輝くことを恐れずに
美しさを表現することを恐れずに在れる状態になれたらいいな
感情に溺れるのではなく
アストラルの外で感じる(100%なりきり演じる)
芸というものを通して
本当の感情の感じ方を学んでいきそうな気がします
またいつか能楽鑑賞に行こうかな

